「海外旅行に行きたいけど、自分で手配するのは難しそう……」
そんな方に向けて、海外旅行を個人手配するときの手順と、実際に個人手配をしてきた中で感じた注意点をまとめました。
航空券やホテルだけでなく、ビザ・入国条件、現地の交通、観光ツアー、通信手段、海外旅行保険まで、何をどの順番で準備すればいいのかを8つのSTEPに分けて紹介します。
個人手配は調べることも多く、少し大変。
でも、自分で調べるからこそ、パッケージツアーでは行かなかった場所を見つけたり、現地で思いがけない出会いがあったりするのも、個人手配ならではの楽しさです!
海外旅行を個人手配する8つのステップ
海外旅行の個人手配は、基本的に以下の順番で進めるとスムーズです。
| STEP | やること |
| 1 | 行き先・日程を決める |
| 2 | 航空券を予約する |
| 3 | ビザ・電子渡航認証などの入国条件を確認する |
| 4 | ホテルを予約する5現地の移動手段を調べる |
| 5 | 現地の移動手段を調べる |
| 6 | 観光・現地ツアーを予約する |
| 7 | eSIM・Wi-Fiなど通信手段を準備する |
| 8 | 海外旅行保険を確認する |
すべてを一度に決める必要はありません。
まずは「いつ・どこへ行くか」を決めて、そこから順番に準備していきましょう。
STEP1|行き先と日程を決める

まずは、旅行先と旅行日数を決めます。
「行きたい国は決まっているけど、何泊すればいいか分からない」という場合は、行きたい観光地をいくつかピックアップしてみましょう。
例えば、
- 絶対に行きたい観光地
- 行ってみたいレストラン
- 見てみたい景色
- やってみたいアクティビティ
などを書き出してみます。
そのうえで、移動時間も考えながら必要な日数を決めていきます。
日程を決めるときは「到着時間」も確認
同じ3泊4日の旅行でも、
「初日の夜に到着する」のと「初日の午前中に到着する」のでは、実際に観光できる時間が大きく変わります。
航空券を探すときは、単純に値段だけではなく、
- 到着時間
- 出発時間
- 経由回数
- 乗り継ぎ時間
- 空港から市街地までの移動時間
まで考えて日程を決めるのがおすすめです。
自然が目的の旅行は「予備日」を作る
もう一つ、日程を決めるときに注意したいのが、自然現象や天候に左右される観光です。
例えば、
- ボリビアのウユニ塩湖
- オーロラ
- 星空観賞
- 野生動物を見るツアー
など。
こういった観光は、どれだけ計画しても天候などの条件によって見られないことがあります。
せっかく時間をかけて遠くまで行ったのに、悪天候で見られなかった……という可能性もあるため、できるだけ日数に余裕を持たせるのがおすすめです。
特に「今回の旅行では絶対に見たい」というものがあるなら、
「その日だけに賭ける」のではなく、「もう一度チャンスがある日程にする」
という考え方をすると安心。
STEP2|航空券を予約する

旅行の日程が決まったら、次は航空券を探します。
私が航空券を探すときは、まず比較サイトで全体の価格を確認してから、実際に予約するサイトを決めています。
航空券を探すときに使えるサイト
- Skyscanner
- Google Flights
- Trip.comなどのオンライン旅行予約サイト
- 航空会社の公式サイト
Google FlightsやSkyscannerなどで複数の航空券を比較し、気になる便が見つかったら、航空会社公式サイトやオンライン旅行会社の価格・条件も確認します。
予約日を1日ずらすだけでも価格が大きく変わることもあるので、前後日程含めて検索してみるのがおすすめ。
(skyscanner)
航空券は「最安値」だけで決めない

スカイスキャナー検索画面 / 最適・最安・最短それぞれのルートを検索できます。
安い航空券を見つけたら、すぐに予約するのではなく、以下を確認します。
- 受託手荷物が含まれているか
- 座席指定は有料か
- 乗り継ぎがあるか
- 乗り継ぎ時間は十分か
- 空港が変わらないか
- キャンセル・変更条件
- 最終的な支払金額
特にLCCや海外のオンライン旅行会社を利用するときは、「表示されている航空券の価格だけ」で比較しないことが大切です。
荷物や座席指定などを追加すると、最終的な金額が変わる場合があります。
航空会社公式と予約サイト、どちらで予約する?
私は両方を比較することをおすすめします。
オンライン旅行会社のほうが安いこともあれば、航空会社公式のほうが条件が良いこともあります。
価格だけでなく、変更や欠航などのトラブルが起きた場合に、どこへ問い合わせることになるのかも確認しておきましょう。
STEP3|ビザ・電子渡航認証などの入国条件を確認する
航空券を予約したら、次に確認したいのが「その国に入国するための条件」です。
国によって、
- ビザが必要
- 電子渡航認証が必要
- オンラインで入国申請が必要
- パスポートの残存有効期間に条件がある
- 帰国・出国用航空券が必要
など、条件が異なります。
入国条件は「最新情報」を確認する
入国条件は変更されることがあります。
そのため、
「○○国 ビザ」
「○○国 入国条件」
などで検索するだけではなく、最終的には渡航先の政府機関や大使館、外務省などの最新情報を確認しましょう。
また、外務省の「たびレジ」に登録しておくと、渡航先の安全情報や緊急時の情報を受け取ることができます。
(たびレジ)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
航空券を予約したときだけでなく、出発前にももう一度確認するくらいの気持ちでいると安心です。
STEP4|ホテルを予約する

航空券を予約したら、次はホテルです。
ホテル選びでは、料金だけでなく「どこに泊まるか」がかなり重要です。
ホテルを探すときに使えるサイト
私は主に、
- Agoda
- Booking.com
- Expedia
- Trip.com
- ホテル公式サイト
などを比較しています。
サイトによって同じホテルでも料金やキャンセル条件が異なることがあるため、1つのサイトだけで決めずに比較するのがおすすめです。
おすすめ
ホテルは複数サイトの比較検討がおすすめ!
ホテルだけでなく、アパートメント・ヴィラ・民泊等も掲載あり。
世界中の宿が豊富な割引プランで予約可能です。
公式リンク
ホテルは「綺麗・安い」だけで決めない
以前個人手配で海外旅行をしたとき、予約サイトで写真が綺麗、料金も比較的安いホテルを見つけて予約しました。
ホテル自体には特に問題がなかったのですが、実際に現地へ行ってみると、中心地から少し離れており、現地の人から「あまり旅行者にはおすすめしないエリア」だと言われました。
宿泊を想定していた都市は思っていたより広く、「〇〇(都市名)」というだけでは、どのあたりに泊まるのかまでは分かりません。
実際、予約前にエリア名自体は確認していたのですが、都市名にとらわれすぎていました。
この経験から、ホテルを探すときはエリア名だけでなく、
- 旅行者が多く泊まっているエリアか
- 周辺に旅行者向けのホテルが集まっているか
- 観光地からどのくらい離れているか
- 駅や公共交通機関からの距離
- 夜に歩いて帰ることになっても問題なさそうか
などを見るようになりました。
ホテル予約サイトに掲載されている「○○観光地から徒歩○分」といった情報も参考になります。
「ホテルそのものが綺麗で安いか」だけではなく、「旅行者が泊まる場所として便利か」という視点で選ぶことが大切です。
旅行の目的によってホテルを変える
例えば、
- 観光メイン
→ 観光地や駅に近いホテル - リゾート旅行
→ ホテルで過ごす時間が長いので、ホテルそのものを重視 - 寝るだけ
→ 立地と価格を優先
というように、旅行の目的によってホテルに求める条件は変わります。
STEP5|現地の移動手段を調べる
ホテルを予約したら、現地での移動手段を確認します。
まず調べておきたいのが、
「空港からホテルまでどうやって行くか」
です。
海外旅行では、到着した直後が一番不安になりやすいもの。
空港から、
- 電車
- バス
- タクシー
- 配車アプリ
- 空港送迎
のどれを使うのか、事前に決めておきましょう。
「現地で何とかする」が通用しないことも
私自身、個人手配なら現地に着いてから電車やタクシーを手配すればいいと思っている派です。
しかし、実際にはなかなかタクシーが捕まらなかったり、来るタクシーが安心して乗れるものか判断しづらかったりすることもありました。
この経験から、今では**「現地で何とかすればいい」と決めつけず、国や地域によっては事前に交通手段を確保しておく**ようにしています。
例えば、
- 空港からホテルまでの送迎
- 長距離移動
- 人気観光地への移動
- 深夜・早朝の移動
などです。
「事前手配=高い」というイメージがあるかもしれませんが、現地でタクシーを探し回ったり、相場が分からないまま利用したりすることを考えると、結果的に事前に予約したほうが安心できるだけでなく、費用を抑えられることもあります。
STEP6|観光・現地ツアーを予約する

個人手配だからといって、すべてを自分で手配する必要はありません。
私は、
「自分で手配するところ」と「ツアーを利用するところ」を使い分ける
のがおすすめだと思っています。
例えば、
- 個人では行きにくい観光地
- 移動が複雑な場所
- ガイドがいたほうが楽しめる場所
- チケットの予約が必要な観光施設
- 現地でしかできない体験
などは、現地ツアーを利用すると便利です。
Klookでは、観光ツアーやアクティビティ、チケットなどを探すことができるのでおすすめです。
おすすめ
現地ツアーを申し込むなら「相場」を知っておく
現地でツアーを申し込むのも、個人手配旅行ではよくある方法です。
ただ、私が海外旅行をする中で感じたのは、その地域のツアー料金の相場を知らないと、高い料金を提示されても気づきにくいということ。
もちろん、現地で申し込むこと自体が悪いわけではありません。
ただ、事前にオンラインで同じようなツアーの料金を調べておけば、
「この金額なら妥当そう」
「これはちょっと高いかも」
と判断しやすくなります。
現地でツアーを申し込む可能性がある場合でも、出発前に一度相場を調べておくのがおすすめです。
「絶対に行きたい場所」は、先にチケットを確認する
個人手配では、「現地に着いてから行きたい場所を決めればいい」と思ってしまいがちです。
でも、人気観光地では注意が必要。
例えば、私はペルーのマチュピチュへ行った際、入場チケットを4か月ほど前に予約しました。
「現地に着いてから予約すればいいかな」と考えていると、希望する日時に入場できない可能性があります。
特に、
「今回の旅行で絶対にここへ行きたい!」
という場所があるなら、航空券やホテルを予約する前後に、チケットの販売時期や予約方法を確認しておきましょう。
ホテルも航空券も取った後に、
「行きたかった場所のチケットが取れない……」
となるのは避けたいですよね。
人気観光地は早めに確認しておくのがおすすめです。
STEP7|eSIM・Wi-Fiなど通信手段を準備する
海外旅行では、スマートフォンを使える状態にしておきましょう。
現在は、
- eSIM
- 海外Wi-Fi
- 現地SIM
- 携帯会社の海外ローミング
など、さまざまな方法があります。
eSIM
eSIM対応のスマートフォンを使っている場合、オンラインで購入して渡航前に設定できるサービスがあります。
荷物が増えないので、海外旅行では便利な選択肢。事前に準備しておけるのも安心です。
ただし、スマートフォンがeSIMに対応しているか、渡航先で利用できるサービスかは事前に確認しましょう。
海外Wi-Fi
複数人で旅行する場合や、Wi-Fiを複数の端末で使いたい場合は、海外Wi-Fiを利用する方法もあります。
自分の旅行スタイルに合わせて選びましょう。
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STEP8|海外旅行保険を確認する
最後に、海外旅行保険を確認します。
海外では、日本の健康保険がそのまま使えるわけではありません。
病気やケガ、携行品の損害などに備えて、旅行保険を準備しておくと安心です。
クレジットカード付帯保険を利用する場合は要注意
「クレジットカードに海外旅行保険が付いているから大丈夫」
と考えている人もいると思いますが、カードによって、
- 自動付帯か利用付帯か
- 補償対象者
- 補償金額
- 補償期間
- 適用条件
- 航空機遅延などの補償の有無
などが異なります。
カードの種類によって海外旅行傷害保険の適用条件が異なるため、カードを持っているだけで安心せず、自分が持っているカードの最新の補償内容と適用条件を確認することが大切です。
補償内容が旅行先や旅行内容に対して十分か不安な場合は、別途海外旅行保険への加入も検討しましょう。
海外旅行を個人手配するメリット
ここまで準備することが多いと、
「やっぱりツアーのほうが楽なのでは?」
と思うかもしれません。
もちろんツアーにもメリットがありますが、個人手配ならではの魅力もあります。
自分の好きなように旅行できる
個人手配の魅力は、やはり自由度の高さです。
「このホテルに泊まりたい」
「この観光地には絶対行きたい」
「今日はゆっくりしたい」
など、自分の好みに合わせて旅程を作れます。
調べることで、知らなかった場所に出会える
私はこれが個人手配の好きなところの一つ。
航空券やホテルを調べているだけだったはずが、観光地を調べるうちに「ここも行ってみたい」と思う場所が増えることがあります。
パッケージツアーでは行かなかったような場所を知ったり、現地の人と出会ったりすることもあります。
旅行前に調べる時間や手間も含めて、すでに旅が始まっているような感覚です。
自分に合った旅行にできる
朝から夜まで予定を詰め込む旅行も、ホテルでゆっくり過ごす旅行も、自分で自由に決められます。
「せっかく海外まで行くから、できるだけたくさん観光したい」
という人も、
「ホテルや街歩きを楽しみたい」
という人も、自分に合った旅行を作れます。
海外旅行を個人手配するデメリット
もちろん、個人手配にはデメリットもあります。
自分で調べる必要がある
航空券、ホテル、移動、入国条件などを自分で確認する必要があります。
特に初めての場合は、最初は時間がかかると思います。
トラブルも自分で対応する必要がある
飛行機の欠航や遅延、ホテルのトラブルなどが起きた場合、自分で航空会社やホテルなどに連絡して対応する必要があります。
そのため、予約内容や問い合わせ先は、すぐ確認できるように保存しておくと安心です。
調べないと、行きたかった場所を逃すこともある
個人手配は自由な分、自分で調べなければ観光地やイベントなどを見落としてしまうことも。
旅行前に「絶対にやりたいこと」だけはリストアップしておくのがおすすめです。
個人手配の海外旅行で失敗しないためのポイント
ここまでの内容を、特に注意してほしいポイントに絞ってまとめます。
航空券は最終料金まで確認する
「航空券が安い!」と思って予約したら、荷物や座席指定などを追加して思ったより高くなった……ということも。
比較するときは、最終的な支払金額まで確認しましょう。
ホテルは「都市名」だけで選ばない
私自身、旅先でのホテル選びをしたときに、「主要都市のホテル」というだけで考えてしまいました。
でも、都市が広ければ、その中でも便利なエリアとそうでないエリアがあります。
ホテルを探すときは、
「その都市のどこに泊まるのか」
まで確認しましょう。
人気観光地は予約時期を確認する
「現地でチケットを取ればいい」と考えていると、希望する日時に入れない可能性があります。
マチュピチュでは、私は4か月ほど前に入場チケットを予約しました。
絶対に行きたい観光地があるなら、航空券やホテルだけでなく、観光チケットの販売時期も早めに確認しておきましょう。
現地交通は、国や地域によって事前手配も検討する
どこでも「現地に着いてからタクシーを探せばいい」とは限りません。
タクシーが捕まらない、料金の相場が分からない、安心して乗れる車か判断しづらい、といったこともあります。
その地域での交通事情を事前に調べ、必要なら空港送迎などを予約しておきましょう。
自然相手の観光は、予備日を作る
オーロラやウユニ塩湖など、天候に左右される観光は「その日しかチャンスがない」という日程にしないこと。
せっかく遠くまで行くなら、複数回チャンスを作れる日程を検討しましょう。
出発前に確認したいチェックリスト
最後に、出発前に確認したいことをリスト化しました。ぜひご参考に^^
パスポート・入国関係
パスポートの有効期限を確認した
ビザ・電子渡航認証の必要性を確認した
入国条件を最新情報で確認した
外務省の海外安全情報を確認した
航空券
出発日時を確認した
到着日時を確認した
乗り継ぎを確認した
荷物の条件を確認した
予約番号を保存した
ホテル
チェックイン・チェックアウト日を確認した
ホテルの住所を保存した
空港からホテルまでの行き方を確認した
ホテル周辺のエリアを確認した
キャンセル条件を確認した
現地滞在
空港からホテルまでの移動手段を確認した
観光・ツアーを予約した
必要なチケットを予約した
eSIM・Wi-Fiなど通信手段を準備した
海外旅行保険を確認した
その他
クレジットカードを複数枚用意した
現金を必要分用意した
予約情報をスマートフォンに保存した
パスポートのコピー・画像を用意した
緊急連絡先を確認した
海外旅行の個人手配は、出発前から旅が始まっている
海外旅行の個人手配は、ツアーと比べると自分で調べることが多く、最初は少し大変です。
でも、その「調べる時間」も旅行の楽しみの一つ。
「この場所に行ってみたい」
「ここに行くにはどうやって行くんだろう?」
と調べているうちに、最初は知らなかった場所を見つけたり、現地でやってみたいことが増えたりすることもあります。
そして、いろいろ調べて、自分で航空券やホテルを予約して、実際にその場所へたどり着いたとき。
「あれだけ調べて、ここまで自分で来たんだな」と思うと、ツアーとはまた違った達成感があります。
もちろん、全部を自分で手配する必要はありません。
難しいところは現地ツアーを利用したり、空港送迎を予約したりして、自分が楽しめる範囲で個人手配を取り入れればOK。
まずは行きたい場所を一つ決めて、航空券を探すところから。
この記事を参考に、自分なりの海外旅行を計画してみてください^^
(skyscanaar)
※この記事に掲載している入国条件・ビザ・電子渡航認証・サービス内容・料金・保険内容などは変更される場合があります。渡航前には各国政府・大使館・航空会社・各サービスの公式情報をご確認ください。
